7月1日に今年度の第1回目のイベントが開催されました。今回は新入会員の皆様の歓迎として、元ノリタケデザイナー&ペインターの齋藤秀雄先生の講演と午餐会が企画され新入会員9名を含む39名にご参加頂き、開催することが出来ました。
今回「ノリタケ元デザイナーからみた『洋陶磁器の世界』」というテーマで、洋陶磁器の歴史、種類、技法、粗描画などについて、技法だけでなく、日頃触れることの少ないデザインマネージメントまでを幅広くとても分かりやすくお話しいただき絵付に携わる参加者のこれからのデザイン、技術の礎となる有意義なおよそ1時間15分の講演でした。
各時代の洋陶磁器の特色と歴史的な成り立ちから現在のデザインまでの系統的なお話の中で名品が良くも悪くも時代背景に影響されて成り立っているのに比べ、今の私達は自由にあらゆる種類のデザインを楽しみ又挑戦できることに幸せを感じますし、色々なことにチャレンジしてみたい、そんな新たな気持ちになりました。
又、ノリタケが日本の洋陶磁器を牽引し発展させてきたことを改めて認識し、そのデザインに携われた齊藤先生の見事な作品の数々をスクリーンにて拝見し実際の展示も含めとても貴重な体験でした。
終了後皆様それぞれの技法についての踏み込んだ質問をされたり熱心に写真撮影をされたり絵付けを学ぶお仲間同士、新旧含めて情報交換も楽しくできとても参考になったというご感想をいただきました。
皆様の作品作りの何かヒントになり新しい世界を広げることになれば嬉しく思います。
午餐会では、青山の懐石弁当とお茶を頂きながら、和やかな歓談のひとときを過ごし皆様と笑顔の集合写真も撮ることが出来ました。
例年以上の真夏日となりましたが、ご参加頂きました皆様には、会員の親睦と今年度活動のご支援を頂きましたことに、あらためて感謝申し上げます。